交通事故で損害賠償

もしも交通事故を起こしてしまった場合の対処法とその後の示談交渉、保険について、事故発生直後から時間を追って順にやるべきことを整理してみます。
交通事故の場合、とにかく優先されるのは、人命です。まず考えなくてはいけないのが、事故当事者にケガがないかどうかの確認です。負傷者がいた場合、安全なところへ移動させ、意識がない場合、呼吸がない場合、脈が止まっている場合、重傷の可能性が高い場合などは一刻を争う事態も考えられます。できる範囲の応急処置をする必要があります。
交通事故を起こすとどのような責任が生じるのか、保険がどのようにかかわるか、示談交渉とはなにか、などをチェックしましょう。
交通事故を起こすと次の三つのことが発生します。
① 行政処分…運転免許取り消し、運転免許停止。
② 刑事処分…裁判所から科せられる罰金。
③ 民事上の損害賠償責任…起こした事故により被害者が受けた人身及び物件損害について賠償する責任。
また、交通事故を起こした際、ほとんどのケースでは次の3つの保険が関わってくることになります。
① 自賠責保険…人身事故にだけ適用され、支払われる金額の限度額は、傷害で120万円、死亡に対しては3000万円、重度後遺障害に対しては4000万円と決まっている。
② 対人賠償保険…人身事故の交通事故で乗車中の人や歩行中の人をケガさせたり、死亡させたりしたときの法律上の損害賠償に対し、自賠責保険を越える部分に保険金が支払われるもの。
③ 対物賠償保険…交通事故を起こして、他人の車やモノなどの財物に損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われる保険。